HTML <img> usemap属性
定義と用法
usemap
属性は、クライアント側の画像マッピングとして画像を定義します。
画像マッピングとは、クリック可能エリアを持つ画像のことです。
usemap
属性と <map>要素 nameまたはid属性に関連付けられており、<img>と<map>の関係を築きます。
注意:<img>要素が<a>または<button>要素の後裔である場合、使用できません usemap
属性。
例
クリック可能エリアを持つ画像マッピング:
<img src="life.png" alt="Life" usemap="#lifemap" width="650" height="451"> <map name="lifemap"> <area shape="rect" coords="10,208,155,338" alt="Computer" href="airpods.html"> <area shape="rect" coords="214,65,364,365" alt="Phone" href="iphone.html"> <area shape="circle" coords="570,291,75" alt="Cup of coffee" href="coffee.html"> </map>
文法
<img usemap="#mapname">
属性値
値 | 説明 |
---|---|
#mapname | ハッシュチャー(「#」)と使用する<map>要素の名前を付けます。 |
関連リード:usemap属性の詳細
usemap 属性は「クライアント側」のイメージマッピングメカニズムを提供し、サーバー側のマウス座標の処理とそれに伴うネットワーク遅延問題を効果的に排除します。特別な<map>と<area>タグを通じて、HTMLクリエイターはusemapイメージ内の超リンク敏感エリアの座標を説明するマッピングを提供し、それに対応する超リンクURLも含めます。usemap属性の値はURLであり、特別な<map>エリアを指します。ユーザーのコンピュータ上のブラウザは、画像上でマウスをクリックした座標を特定の行動に変換し、別のドキュメントのロードと表示を含みます。
以下のソースコードは、100x100ピクセルの画像map.gifを4つのエリアにマッピングし、ユーザーがその中のいずれか一つをクリックすると、異なるドキュメントにリンクされることを示しています。この<img>タグでは、ismapイメージマッピングの処理機能を効果的に含めており、usemap処理機能を持たないブラウザのユーザーも、サーバー側のメカニズムを通じて別の方法でイメージマッピングを処理することができます:
<a href="/example/map"> <img src="/i/map.gif" ismap="ismap" usemap="#map" /> </a> <map name="map"> <area coords="0,0,49,49" href="link1.html"> <area coords="50,0,99,49" href="link2.html"> <area coords="0,50,49,99" href="link3.html"> <area coords="50,50,99,99" href="link4.html"> </map>
ismap 属性と usemap 属性の使用の違い
マップは、ismap と usemap 属性がよく使われる例の一つです。例えば、全国の大企業のウェブページをブラウジングしているとき、ユーザーは自分の住む都市を地図上でクリックして、近くの小売店の住所や電話番号などを見つけることができます。
usemap クライアントがイメージマッピングを処理する利点は、ismap メカニズムとは異なり、サーバーや特別なサーバーソフトウェアが不要で、ウェブ(ネットワーク)以外の環境(例えば、ローカルファイルやCD-ROM)で使用できます。
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