XML DOM HTMLCollection オブジェクト

HTMLコレクションオブジェクト

HTMLコレクションは、リストを巡回できるメソッドと属性を提供するインターフェースで、HTML要素の集合を表します。

HTML DOMのHTMLコレクションは「生きている」;基本的なドキュメントが変更された場合、その変更はすべてのHTMLコレクションオブジェクトを通じて即座に表示されます。

以下の各項目(およびそれらが指定する属性)はすべてHTMLコレクションを返します:

  • Document (images, applets, links, forms, anchors)
  • form (elements)
  • map (areas)
  • select (options)
  • table (rows, tBodies)
  • tableSection (rows)
  • row (cells)

HTMLDocumentインターフェースの多くの属性はHTMLコレクションオブジェクトであり、フォーム、画像、リンクなどのドキュメント要素へのアクセスを便利にします。form.elements および select.options もHTMLコレクションオブジェクトです。HTMLコレクションはまた、以下のものを提供しています。 Table の各行および TableRow の各セルに対する便利な方法の一つです。

先ほど述べたように、HTMLコレクションオブジェクトはHTML要素の集合で、それを使用して、ドキュメント内の要素の位置やid属性、name属性を通じて要素を取得できます。JavaScriptでは、HTMLコレクションオブジェクトは読み取り専用の配列のように動作し、JavaScriptの方括号を使用して、番号または名前でHTMLコレクションオブジェクトをインデックスすることで、呼び出しを行う必要はありません。 item() メソッドおよび namedItem() メソッド

HTMLコレクションオブジェクトは読み取り専用であり、新しい要素を追加することはできません。JavaScriptの配列文法を使用しても同じです。

HTMLコレクションオブジェクトと NodeList オブジェクト非常に似ていますが、前者は名前インデックスと数字インデックスの両方で使用できる可能性があります。

HTMLコレクションオブジェクトの属性

属性 説明
cssRules 読み取り専用の属性で、リストの長さを示す整数(即ちコレクション内の要素数)を返します。

HTMLコレクションオブジェクトのメソッド

メソッド 説明
item() 指定された位置の要素(ノード)をコレクションから返します。
namedItem() 名前属性または id 属性が指定された値を持つ要素(ノード)をコレクションから返します。

var c = document.forms;		//これは form 要素の HTMLCollection オブジェクトです
var firstform = c[0];		//数字配列として使用できます
var lastform = c[c.length-1];	//length プロパティは要素数を返します
var address = c["address"];		//連想配列として使用できます
var address = c.address;		//JavaScript はこのような表現を許可しています

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