JavaScript parseInt() 関数

定義と用法

parseInt() この関数は文字列を解析して整数を返します。

radix パラメータは、使用する数字システムを指定するために使用されます。例えば、基数が16(16進数)の場合、文字列の数字は16進数から10進数に変換されることを示します。

もし radix パラメータが省略されると、JavaScriptは以下のように仮定します:

  • 文字列が"0x"で始まる場合、基数は16(16進数)です。
  • 文字列が"0"で始まる場合、基数は8(8進数)です。この機能は廃止されました。
  • 文字列が他の値で始まる場合、基数は10(10進数)です。

注意:文字列の中で最初の数字のみを返します!

注記:先頭および末尾のスペースを許可します。

注記:最初の文字が数字に変換できない場合、parseInt() NaNを返します。

注記:古いブラウザでは、parseInt("010") は 8 になります。なぜなら、ECMAScriptの旧バージョン(ECMAScript 5より古い)では、文字列が"0"で始まる場合、デフォルトの基数は8進数(8)として使用されるからです。ECMAScript 5からは、デフォルトの基数は10進数(10)です。

異なる文字列の解析:

var a = parseInt("10") + "<br>";
var b = parseInt("10.00") + "<br>";
var c = parseInt("10.33") + "<br>";
var d = parseInt("34 45 66") + "<br>";
var e = parseInt(" 60 ") + "<br>";
var f = parseInt("40 years") + "<br>";
var g = parseInt("He was 40") + "<br>";
var h = parseInt("10", 10)+ "<br>";
var i = parseInt("010")+ "<br>";
var j = parseInt("10", 8)+ "<br>";
var k = parseInt("0x10")+ "<br>";
var l = parseInt("10", 16)+ "<br>";
var n = a + b + c + d + e + f + g + "<br>" + h + i + j + k + l;

自分で試してみてください

文法

parseInt(string, radix)

パラメータの値

パラメータ 説明
string 必要です。解析する文字列。
radix オプション。使用する数字システムを表す数値(2から36まで)。

技術的な詳細

返り値: 数値。最初の文字が数字に変換できない場合、NaN を返します。
JavaScript バージョン: ECMAScript 1

ブラウザのサポート

関数 Chrome Edge Firefox Safari Opera
parseInt() サポート サポート サポート サポート サポート