ADO Direction 属性

定義と使用法

Direction 属性は ParameterDirectionEnum 値を設定または返し、Parameterが入力パラメータ、出力パラメータ、または両方を表すか、またはパラメータがストレージプロシージャーの返値であるかどうかを示します。デフォルト値は adParamInput です。

Direction 属性は読み書きであり、ユーザーが情報を返さないプロバイダーを使用する場合や、ADOがパラメータ情報を取得するためにプロバイダーを追加で呼び出すことを望まない場合に設定できます。

すべてのプロバイダーがそのストレージプロシージャーでパラメータの方向を決定できるわけではありません。その場合、クエリを実行する前に Direction 属性を設定する必要があります。

文法

objparameter.Direction

インスタンス

<%
set comm=Server.CreateObject("ADODB.Command")
para=Server.CreateObject("ADODB.Parameter") を設定します
para.Type=adVarChar
para.Size=25
para.Direction=adParamInput
para.Value=varfname
comm.Parameters.Append para
%>

ParameterDirectionEnum 値

定数 説明
adParamUnknown 0 このパラメータの方向が未知であることを示します。
adParamInput 1 デフォルト値。このパラメータは入力パラメータであることを示します。
adParamInputOutput 3 このパラメータが入力パラメータであり、出力パラメータでもあります。
adParamOutput 2 このパラメータが出力パラメータであることを示します。
adParamReturnValue 4 このパラメータが返り値であることを示します。