ADO ストリームオブジェクト
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Streamオブジェクト (ADOバージョン2.5)
ADO Streamオブジェクトは二進数データやテキストストリームの読み書きおよび処理に使用されます。
Streamオブジェクトは次の3つの方法で取得できます:
- バイナリまたはテキストデータを含むオブジェクト(通常はファイル)のURLを指すことで、このオブジェクトは単純なドキュメント、構造化ドキュメントを表すRecordオブジェクト、またはフォルダーであることができます。
- Streamオブジェクトのインスタンスを作成することで、これらのStreamオブジェクトはアプリケーションに使用するデータを保存するために使用できます。URLに関連付けられたStreamやRecordのデフォルトのStreamとは異なり、インスタンス化されたStreamはデフォルトでは基本ソースに関連付けられていません。
- Recordオブジェクトに関連付けられたデフォルトのStreamオブジェクトを開くことで、Recordを開いたときにRecordオブジェクトに関連付けられたデフォルトのストリームを取得できます。このストリームを開くだけで、一往復を削除できます。
文法
objectname.property objectname.method
属性
属性 | 説明 |
---|---|
CharSet | Streamに使用する文字セットを指定します。 |
EOS | 現在位置がストリームの終わりに位置しているかどうかを返します。 |
LineSeparator | テキストStreamオブジェクトで使用される改行符を設定または返します。 |
Mode | データの修正が可能な権限を設定または返します。 |
Position | Streamオブジェクトからの現在位置(バイト単位で計算)を設定または返します。 |
Size | オープンなStreamオブジェクトのサイズを返します。 |
State | Streamが開かれているか閉じているかを示す値を返します。 |
Type | Streamオブジェクト内のデータのタイプを設定または返します。 |
メソッド
メソッド | 説明 |
---|---|
Cancel | StreamオブジェクトのOpen呼び出しの実行をキャンセルします。 |
Close | ストリームオブジェクトを閉じます。 |
CopyTo | 指定された数の文字/ビットをストリームオブジェクトから別のストリームオブジェクトにコピーします。 |
Flush | ストリームバッファーの内容を関連付けられた下層オブジェクトに送信します。 |
LoadFromFile | ファイルの内容をストリームオブジェクトに読み込みます。 |
Open | ストリームオブジェクトを開きます。 |
Read | バイナリーストリームオブジェクトから全てのストリームまたは指定されたバイト数を読み取ります。 |
ReadText | テキストストリームオブジェクトから全てのストリーム、一行、または指定されたバイト数を読み取ります。 |
SaveToFile | ストリームオブジェクトのバイナリーコンテンツをファイルに保存します。 |
SetEOS | 現在位置をストリームの終端(EOS)に設定します。 |
SkipLine | テキストストリームの読み取り中に一行をスキップします。 |
Write | 二進データをバイナリーストリームオブジェクトに書き込む。 |
WriteText | 文字データをテキストストリームオブジェクトに書き込む。 |
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