XSLT - XMLの編集

XMLファイルに保存されたデータはインターネットブラウザで編集できます。

XMLファイルの開き、編集、保存

今から、サーバーに保存されているXMLファイルを開き、編集し、保存する方法をお見せします。

XSLを使用してXML文書をHTMLフォームに変換します。XML要素の値はHTMLフォームのHTML入力フィールドに書き込まれます。このフォームは編集可能です。編集が完了すると、データがサーバーに送信され、XMLファイルが更新されます（これらはASPで実行されます）。

XMLファイルとXSLファイル

まず、使用されるXML文書（"tool.xml"）を見てください：

<?xml version="1.0" encoding="ISO-8859-1"?>
<tool>
  <field id="prodName">
    <value>HAMMER HG2606</value> 
  </field>
  <field id="prodNo">
    <value>32456240</value> 
  </field>
  <field id="price">
    <value>$30.00</value> 
  </field>
</tool>

XMLファイルを確認。

次に、以下のスタイルシート（"tool.xsl"）を見てください：

<?xml version="1.0" encoding="ISO-8859-1"?>
<xsl:stylesheet version="1.0">
xmlns:xsl="http://www.w3.org/1999/XSL/Transform">
<xsl:template match="/">
<html>
<body>
<form method="post" action="edittool.asp">
<h2>ツール情報（編集）：</h2>
<table border="0">
<xsl:for-each select="tool/field">
<tr>
<td>
<xsl:value-of select="@id"/>
</td>
<td>
<input type="text">
<xsl:attribute name="id">
  <xsl:value-of select="@id" />
</xsl:attribute>
<xsl:attribute name="name">
  <xsl:value-of select="@id" />
</xsl:attribute>
<xsl:attribute name="value">
  <xsl:value-of select="value" />
</xsl:attribute>
</input> 
</td>
</tr>
</xsl:for-each>
</table>
<br />
<input type="submit" id="btn_sub" name="btn_sub" value="Submit" />
<input type="reset" id="btn_res" name="btn_res" value="リセット" />
</form>
</body>
</html>
</xsl:template>
</xsl:stylesheet>

XSLファイルを確認する。

上記のXSLファイルはXMLファイル内の要素をループして、各XML「field」要素に対して入力フィールドを作成します。field要素のid属性の値が各HTML入力フィールドのidおよびname属性に追加されます。「value」要素の値が各HTML入力フィールドの「value」属性に追加されます。その結果、XMLファイル内の値を含む編集可能なHTMLフォームが得られます。

それでは、次のスタイルシートもあります：「tool_updated.xsl」。このXSLファイルは更新されたXMLデータを表示するために使用されます。このスタイルシートは編集可能なHTMLフォームを出力せず、静的なHTMLテーブルを出力します：

<?xml version="1.0" encoding="ISO-8859-1"?>
<xsl:stylesheet version="1.0">
xmlns:xsl="http://www.w3.org/1999/XSL/Transform">
<xsl:template match="/">
<html>
<body>
<h2>更新されたツール情報：</h2>
<table border="1">
<xsl:for-each select="tool/field">
<tr>
<td><xsl:value-of select="@id" /></td>
<td><xsl:value-of select="value" /></td>
</tr>
</xsl:for-each>
</table>
</body>
</html>
</xsl:template>
</xsl:stylesheet>

XSLファイルを確認する。

ASPファイル

「tool.xsl」ファイルでは、HTMLフォームのaction属性の値が「edittool.asp」になっています。

「edittool.asp」ページには、loadFile()関数がXMLファイルを読み込んで変換し、updateFile()関数がXMLファイルを更新する二つの機能が含まれています：

<%
function loadFile(xmlfile,xslfile)
Dim xmlDoc,xslDoc
XML ファイルをロードします
set xmlDoc = Server.CreateObject("Microsoft.XMLDOM")
xmlDoc.async = false
xmlDoc.load(xmlfile)
XSL ファイルをロードします
set xslDoc = Server.CreateObject("Microsoft.XMLDOM")
xslDoc.async = false
xslDoc.load(xslfile)
ファイルを変換します
Response.Write(xmlDoc.transformNode(xslDoc))
end function
function updateFile(xmlfile)
Dim xmlDoc,rootEl,f
Dim i
XML ファイルをロードします
set xmlDoc = Server.CreateObject("Microsoft.XMLDOM")
xmlDoc.async = false
xmlDoc.load(xmlfile)
rootEl 変数をルート要素に設定します
Set rootEl = xmlDoc.documentElement
フォームセットをループで巡回します
for i = 1 To Request.Form.Count
   フォーム内のボタン要素を除きます
   if instr(1,Request.Form.Key(i),"btn_")=0 then
   selectSingleNode メソッドは、特定のクエリに一致する XML ファイルの単一のノードを検索します。
   このクエリは value 要素をリクエストし、value 要素は field 要素の子要素です。
   この field 要素はフォーム内の現在の key 値に一致する id 属性を持っています。
   一致するものがあれば、text 属性をフォーム内の現在のフィールドの値に設定します。
   set f = rootEl.selectSingleNode("field[@id='" & _
   Request.Form.Key(i) & "/value")
   f.Text = Request.Form(i)
   end if
next
編集された XML ファイルを保存します
xmlDoc.save xmlfile
すべてのオブジェクト参照を解放します
set xmlDoc=nothing
set rootEl=nothing
set f=nothing
編集された XML ファイルをスタイルシートを通じて読み込むことで、クライアントが編集した情報を見ることができます
loadFile xmlfile,server.MapPath("tool_updated.xsl")
end function
「表単が送信された場合、XML ファイルを更新し結果を表示します。送信されていない場合、この XML ファイルを編集用に変換します。
if Request.Form("btn_sub")="" then
loadFile server.MapPath("tool.xml"),server.MapPath("tool.xsl")
else
updateFile server.MapPath("tool.xml")
end if
%>

ヒント：ASP を書く方法がわからない場合は、私たちの「ASP チュートリアル》。

注：サーバー上に配置されている XML ファイルを変換し、更新しています。これはプラットフォームに依存しないソリューションです。クライアントはサーバーから返される HTML しか取得できませんが、HTML はどのブラウザでも実行できます。