PHP tempnam() 関数
定義と使用法
tempnam() 関数はユニークなファイル名を持つ一時ファイルを作成します。
成功した場合、この関数は新しい一時ファイル名を返します。失敗した場合、falseを返します。
文法
tempnam(dir,prefix)
パラメータ | 説明 |
---|---|
dir | 必須。一時ファイルを作成するディレクトリを指定します。 |
prefix | 必須。ファイル名の先頭を指定します。 |
説明
指定されたディレクトリにユニークなファイル名のファイルを作成します。そのディレクトリが存在しない場合、tempnam()はシステムの一時ディレクトリでファイルを作成し、そのファイル名を返します。
PHP 4.0.6 以前、tempnam() 関数の動作はシステムによって異なります。WindowsではTMP環境変数がdirパラメータを越えて、LinuxではTMPDIR環境変数が優先され、SVR4ではdirパラメータが常に使用されます(そのディレクトリが存在する場合)。
ヒントとコメント
コメント:PHP が指定された dir パラメータでファイルを作成する場合、システムのデフォルト値に戻ります。
コメント:この関数の動作は 4.0.3 版で変更されました。競合状況を避けるために一時ファイルも作成します。つまり、ファイル名が生成された後に実際にファイルが作成されるまでに同名のファイルがファイルシステムに存在する可能性があります。注意して、このファイルが必要でない場合は削除してください。自動的に削除されません。
ヒント:参照 tmpfile()
例
<?php echo tempnam("C:\inetpub\testweb","TMP0"); ?>
出力:
C:\inetpub\testweb\TMP1.tmp